看板コラムCOLUMN

様々な広告媒体に!美しい素材「カッティングシート」で効果的に宣伝

カッティングシートは、主に看板などに使われる塩ビフィルムのことです。
カッティングシートが普及したことにより、看板製作の常識が大きく変わったと言っても過言ではありません。

さらに、カッティングシートはガラス窓などにも使えるため、看板を置くスペースのないお店がカッティングシートと窓を使って集客を行うことも増えました。

では、そのカッティングシートとは、具体的にどのような種類やメリットがあるのでしょうか。
こちらの記事で詳しくご説明しますので、ぜひカッティングシート導入の参考にしてください。

カッティングシートとは?

カッティングシートとは、着色された粘着材つき塩ビフィルムのことです。
薄くしなやかで、重ね貼りしやすいのが特徴。
半透明のものや、薄い金属膜を貼り付け金属の質感を出したものなど、種類も豊富にあります。
特に看板や販促品に広く使われており、看板を「書くもの」から「貼るもの」に大きく変化させた商品であることで有名です。

カッティングシートのメリット

文字やロゴなどをインクジェットプリントで印刷しても綺麗な仕上がりになりますが、例えばインクジェットプリントの場合はデザインとして不要な部分は透過できずに白色の背景が残ってしまいます。
一方でカッティングシートでは、不要な部分をカッターで取り除くことができるのです。

デザイン性重視というよりも内容重視の表示目的であれば、そういった部分にこだわる必要はないかもしれませんが、ガラス装飾などをする場合はカッティングシートのメリットを強く感じられるかと思います。

また、メリハリのある表現ができるカッティングシートでデザインしたロゴや看板は目にとまりやすく、販促にも非常に役立つと考えられます。

カッティングシートの種類

カッティングシートには、装飾をメインとしたものや夜間の安全配慮のためのものなど、様々な種類が存在しています。
用途に合わせてカッティングシートを選択しましょう。

屋外用カッティングシート

屋外用のカッティングシートは粘着性や耐候性に優れています。
耐候性とは、屋外で使用された際に変形・変色・劣化等の変質を起こしにくい性質のことを指し、屋外用シートは耐候年数が決まっています。

耐候性の目安は数ヶ月~1年程度(短期)、3~5年程度(中期)、5~7年程度(中長期)、8年程度(長期)ですが、蛍光・メタリックフィルム等は一般的に耐候性が短めに設定されています。

屋内用カッティングシート

屋内用のカッティングシートは屋外で使用されることが想定されていないため、耐候性の目安がありません。
シートの表面は大半がマットのツヤ消しとなっており、店内照明による反射で見えにくくなることを防いでいます。

その他のカッティングシート

カッティングシートには、他にも多くの種類が存在します。
まずは反射シート。外部からの光源を反射させて光っているように見えるマーキングフィルムです。
トラックの後方に貼って追突を防止したり、道路標識に使用したり、夜間に活躍するシートです。

また、蓄光シートというものもあります。
こちらは太陽光・蛍光灯などの光エネルギーを吸収し、その蓄えたエネルギーを可視光線にすることで光を放出する夜光シートです。
災害時に重要な役割を担う非常口などの案内板や、お店の装飾、暗所のコンサート会場で目立つグッズなど、蓄光シートも広く使用されています。

上記ふたつとは別に、装飾をメインとしたシートもあります。
化粧シートと呼ばれるものです。
この化粧シートとは、木目やレザー調・カーボン・石目・砂目・和風など豊富でおしゃれな模様のものが多く、家具などを真新しく変化させることができるため、DIYでも人気です。

その他、金属の色味を表現したメタリックシートや、人目をひく蛍光シートなど、カッティングシートは多種多様です。

カッティングシートの用途

カッティングシートには様々な用途がありますが、ここでは代表的なものをご紹介していきます。

看板・標識製作

カッティングシートの一番メジャーな用途は、看板・標識製作ではないでしょうか。

一昔前、看板は手書きが主流でしたが、シート状のものを入力されたデータに基づいてカットしてくれるカッティングプロッタが誕生してからは、大半の看板業者がカッティングシートをプロッタで切り、アクリル板や金属板等に貼って看板を製作しています。

ウィンドウサイン

カッティングシートの一番メジャーな用途は、看板・標識製作ではないでしょうか。
一昔前、看板は手書きが主流でしたが、シート状のものを入力されたデータに基づいてカットしてくれるカッティングプロッタが誕生してからは、大半の看板業者がカッティングシートをプロッタで切り、アクリル板や金属板等に貼って看板を製作しています。

店舗のガラス面にもカッティングシートがよく使用されます。
カッティングシートは普通のシールとは違い不要な部分を切り抜いて透過させることができるため、ガラス面に貼ってベタッとした印象になりません。
スタンド看板などを置くスペースがない場合は、お店のガラスにカッティングシートを使って広告などを出すことも可能です。

カーマーキング・シャッターサイン

バスやトラック、営業車など、車体も広告媒体に含まれるため、カッティングシートが活躍します。
カーマーキングやカーラッピングといった呼び名で、フィルムを貼り付けて車体をデザインしていきます。
また、閉店時にシャッターでお客様にアピールができるシャッターサインも、重要な広告媒体です。
自動車は曲面が多いですし、シャッターも波打っていることが多いため、キャスト製法でつくられた伸縮性のあるマーキングフィルムを使用すると綺麗に仕上がります。

適材適所のカッティングシートで効果的に宣伝を

看板や標識製作などの新常識、カッティングシート。
カッティングプロッタを使用した正確なカットで、美しいデザインを再現できます。
使用する場所に合わせた様々な種類のものが存在するため、広告媒体を最大限に活かすことができます。

手書きでの広告製作に苦労していた方は、新たにカッティングシートを導入してみてはいかがでしょうか。