チャンネル文字看板とは?
店舗や商業施設などに掲げられている看板は、来店されるお客様の道しるべとして役立ちます。同時に、道行く人を誘導するための屋外広告にもなる一石二鳥のツールです。
看板にはさまざまな種類がありますが、なかでも「チャンネル文字看板」は、見た目のインパクトが強く、訴求力の高い屋外広告として人気です。
チャンネル文字看板とは、文字に厚みを持たせて立体的に仕上げる看板のことです。金属製なので重厚感・高級感があり、耐久性にも優れているところが特徴です。ここではチャンネル文字看板のメリットや効果的な演出方法をご紹介いたします。
今回は、商業施設で人気のチャンネル看板に関する基礎知識、種類をご紹介いたします。また、演出効果を高めるポイントもお伝えいたします。
立体的で存在感のあるチャンネル文字看板
「チャンネル文字看板」とは、文字に厚みを持たせた看板のことです。
断面が箱の形になることから、別名「箱文字看板」「BOX文字看板」とも呼ばれています。
平面に文字を描いた平面看板とは異なり、文字が立体的に浮き上がって見えるところが特徴です。
素材にはステンレスや亜鉛、銅などの金属が用いられますが、演出に合わせてアクリルなどの素材を使用することもあります。
切り文字看板との違い
チャンネル文字看板と切り文字看板は、どちらも立体的な仕上がりなので混同されがちですが、製作工程に明確な違いがあります。
【チャンネル文字看板】
チャンネル文字看板は、金属の板をカットして繋げたり、折り曲げたりして立体的に仕上げており、内部は空洞です。
そのため、厚みを調節しやすく、インパクトのある分厚い看板も製作できるところが特徴です。
【切り文字看板】
一方、切り文字看板は金属板やアクリル板を文字の形に切り抜いたもので、素材の厚み自体が文字看板の厚みになります。
厚みを増やせば立体的に見せることもできますが、そのぶん重量が増すため、安全性やコストを考えるとチャンネル文字ほど厚みを持たせることはできません。
切り文字看板はチャンネル文字よりも簡単に製作できるところが利点ですが、インパクトのある看板を作るなら、より立体感のあるチャンネル文字看板の製作がおすすめです。
カルプ文字看板との違い
カルプとは「カルシウム・イン・プラスチック」の略称で、合成樹脂に添加剤を加えた発泡ウレタン樹脂のことです。
ウレタンそのものは柔らかく、主にクッションや緩衝材などに用いられます。カルシウムを添加すると硬さが増すため、看板素材にも多用されます。
もとはウレタンなので非常に軽く、柔らかいから加工や色づけがしやすいです。金属よりも安価に製作できるところが大きな特徴です。
ただ、一般的なカルプの厚みは10mm~50mm程度なので、ボリュームのある看板製作には不向きです。
また、金属に比べると劣化スピードが速いため、インパクトのある看板を長期間にわたって掲示したいのなら、金属を使用したチャンネル文字看板を選びましょう。
チャンネル文字看板の3つのメリット
一般的な平面看板と比較すると、チャンネル文字看板には3つのメリットがあります。
メリット1. インパクトが強い
文字を立体的に浮かび上がらせるチャンネル文字看板は、平面看板に比べて存在感が大きく、目にした人に強烈なインパクトを与えます。
道行く人が足を止める確率が上がるため、高い集客効果を見込めます。
メリット2. 高級なイメージを与えられる
ステンレスや亜鉛などで作られるチャンネル文字看板は、金属特有の重厚感と高級感を醸し出しています。
店構えをよりおしゃれでスタイリッシュに見せてくれるため、来店されるお客様に好印象を与えられます。
メリット3. 耐久性が高く、長持ちする
チャンネル文字看板に使われる金属は耐久性が高く、屋外に掲示しても品質が低下しにくいところが特徴です。
素材によって特徴は異なります。
たとえば、ステンレスは腐食に強く、雨にさらされても審美性を維持できます。アクリルは耐候性と強度が高く、紫外線や衝撃の影響を受けにくいのがメリットです。
使用環境に適した素材でチャンネル看板を製作すれば、長期間にわたって美しい看板を維持できます。
チャンネル文字看板の魅力を引き立てる2つの演出方法
チャンネル文字看板の宣伝効果アップに役立つおすすめの演出方法を2つご紹介いたします。
1. チャンネル文字のライトアップ
チャンネル文字看板の裏側は空洞になっているため、内部にLEDライトを組み込むことが可能です。
チャンネル文字の表面のみ、裏側が透けて見える乳半アクリル板を使用すれば、文字をライトアップできます。
看板の外側から照明を当てると、部分的に影になってしまって文字が見えにくくなりますが、看板の内部から照らせば文字をくっきり浮かび上がらせることができます。夜間でもしっかり存在感を醸し出せます。
一方、側面のみ乳半アクリル板にすると、ミステリアスな雰囲気を演出できます。店舗のイメージに合わせてデザインに工夫を施してみましょう。
2. ロゴマークでスタイリッシュな印象に
チャンネル文字看板は、ひらがなやアルファベットのような文字だけでなく、ひとつのロゴマークとして仕上げることも可能です。
デザイン性の高いロゴマークはもともと人目を惹きますが、チャンネル文字看板にすれば、さらに立体感がプラスされ、絶大なアピール力を発揮します。
チャンネル文字看板でイメージアップを図ろう
チャンネル文字看板は平面看板に比べてインパクトや高級感があり、お店のイメージアップや訴求力の向上につながります。